書庫で「雄冬関所関係綴」を発掘。
交通の難所で“陸の孤島”だった雄冬地区は、昭和56年に国道が開通。
昭和61年に、新しい観光名所として「雄冬関所」が作られました。
その記念の通行証として、雄冬国関所印のある「御通行証」が配布されたようです。
残念ながら、肝心の雄冬関所の写真がありません。
当時の新聞記事の写真で少し見ることができます。
記事によると、古い木製電柱を利用して、高さ5.5m、幅8mのウレタン塗装仕上げで、そばに関所らしい案内所も作られたそうです。
しおりやスタンプも用意されていたようですが、いつの頃か関所も取り壊されてしまいました。
観光事業も一日にして成らず。
先人のアイデアや努力の上に、現在の増毛町の観光が成り立っています。